街が元気だネット!
NPOレポート
 

宮崎県NPO 活動支援センター整備事業
公開プレゼンレポート その1

 委託先は、NPO法人宮崎文化本舗に決定!!

6月14日(火)、宮崎県企業局庁舎1階 県電ホールにて午後2時から4時まで「NPO活動支援センター整備事業」の公開プレゼンが行われました。


 公開プレゼンはおそらく初めてではないかと思いますが、一般の方の参加が約15名、記者が5〜6名程度の参加でした。写真撮影等が禁止でしたので、終了後の様子を写真撮影しました。


 参加のNPO法人は、@「NPO法人宮崎県ボランティア協会」、A「NPO法人宮崎文化本舗」、B「NPO法人ひまじん」の3団体でした。

   プレゼン終了後の会場 

   審査委員の方々

● それぞれのプレゼンの概要は、


@NPO法人宮崎県ボランティア協会は、女性一人の発表。

 県内にある250の会員組織があること、、ラジオ番組や雑誌との連携を強調。支援センターに関しては、ボンベルタ橘の7Fを予定とのことで、NPO法人コーディネーターを配置するということ。事業効果として、NPO法人設立の増加、地域活性化、雇用の創出、コミュニティビジネスの増加を訴えられ、中間支援組織としての今までの実績の延長で、事業が実施でき、行政との協働促進機能を持ち合わせている。また研修プログラムに関しては、実践力を身につけるプログラムを大阪ボランティア協会やシーズの協力により実施予定とのことでした。


ANPO法人宮崎文化本舗は、2人の掛け合いによる発表でした。

 今までの実績の説明でNPOハウスの運営、西都原考古博物館、宮崎県環境情報センター等の説明からはじまりました。支援センターの相談対応に関して直接、メール、Telごとに具体的に説明があり、一部有料相談もあるとの説明でした。センターは、NPOハウス4Fの事務所での対応、1Fの応接ロビー、アゲインビルで対応するとの説明がありました。推進体制、研修カリキュラム、募集告知方法について順次説明がありました。“より良い協働がよりよい社会の達成につながる”ということを強調されていました。

 パワーポイントでの絵が一番きれいに見えました。


BNPO法人ひまじんは、女性一人の発表。

 法人設立の経緯から、@環境学習のプログラムづくり、A地球環境に対する啓発事業、Bマイクロファイナンス、Cエココミュニティレストラン等を実施し「宮崎を環境都市に」することを目標に事業を実施しているとの説明。基本方針としては、“健全で対等なパートナーシップ”を目標に、橘通り2丁目に事務所を構え、「相談」、「サポート促進」、「研修」を実施していくとの説明。相談コーナー、情報コーナーを十分に構えられる事務所が用意できるようでした。入門講座を3回、マネジメント講座を1回、協働講座を2回、県内を網羅して実施との説明。女性のしゃべり方は、一番明瞭に聞こえました。


●3団体の発表後、審査委員による参加団体へ質疑があり、宮日の和田文化部部長が、見積もりの内容の質問、支援センターの駐車場の問題、文化本舗へは対応の余力について、宮崎大学の根岸先生は、協働の問題と解決方策について、ふくおかNPOセンター代表の古賀氏は、「どういうものをゴールとしているのか」等について質問がありました。

●その後、審査委員による審査票の記入があり、その場で5人分の集計が行われました。その結果をもとに審査委員の方たちの机を寄せ集めての合議が目の前で行われ、7分後には、根岸先生から決定”宮崎文化本舗”が告げられました。


取材を受ける宮崎文化本舗 石田代表理事

 宮崎文化本舗 石田代表理事

●審査結果発表に際しての審査委員のコメントは、3団体それぞれに協力して行って欲しい、宮崎は行政の力が強いので、行政と対応に渡り合えるNPOを育成して欲しい、行政とNPOの関係は、「胴体が行政で、手足がNPO」のイメージを持っている等の講評が寄せられました。「宮崎文化本舗」に対しては、苦しい時代の中での実績を今後に生かして欲しいということ、「宮崎県ボランティアセンター」に対しては、一人一人を大切にしていく精神を持ち続けて欲しいということ、また「ひまじん」に対しては、新しい団体が登場との評価で、これからの活躍に期待が寄せられていました。

●審査委員名簿(敬称略)
 県外NPO法人    NPO法人ふくおかNPOセンター代表 古賀桃子
 学識経験者      国立大学法人宮崎大学教育文化学部助教授 根岸 裕孝
 県内NPO法人関係 NPO法人ドロップインセンター理事長 原田和代
 マスコミ関係     宮崎日日新聞社編集局文化部長 和田雅実
 行政関係       宮崎県地域生活部参事兼生活・文化課長 坂東 啓男

 3団体から提出された企画書


 (編集部)

 新しい試みで、このようなプレゼンがさらに広がってくれればいいと思いました。会場では、企画書の閲覧もできました。ただ事前告知が十分でなかったことが残念でした。また、県からの委託内容をみると、600万円弱でこのような多様な事業が果たしてできるのかということに関しては、疑問が残っています。NPOだからできるというという人がいるかもしれませんが、今後の継続性については、もっと予算の上積みが欲しいところです。参加された3団体は、準備等大変だったと思います。お疲れ様でした。

 

 
 
 
 
   
 
 
お問合わせ:街が元気だネット!事務局