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NPOレポート
 
                          


10月17日(日)に養成講座「NPOと行政の協働−入門クラス」

が開催されました。

                              


      

  10月17日(日)、宮崎市総合体育館大会議室において、「NPOと行政の協働−入門クラス」が
開催されました。講師は、「協働」の先駆者の特定非営利活動法人NPO研修・情報センター 代表
理事 世古一穂氏でした。

参加協働型社会を真に市民に有意義なものにしていくためには、新しいリーダーシップを発揮し、
協働をコーディネート、また協働の質を評価できる能力を持った協働コーディネーターが不可欠
で、その「協働コーディネーター」を生かす仕組みづくりも必要になっています。

当日は、「協働コーディネーター」について学ぶ、「協働コーディネーター」養成講座入門クラ
スを講演会とワークショップの2本立てで開催された。

実際にNPOをやっている方、NPOを立ち上げようとしているかた、行政の方など約40名の方が
参加され、全員熱心に講演を聴いておられました。遠くは、福岡からの参加の主夫という方もおら
れました。

 テーマとしては、「市民、NPO、行政、企業の協働の時代」ということで、中央から地方への分
権だけでなく、地域や市民への分権が必要なこと、NPOは行政の下請けでなく、行政で困難な地
域問題を解決できるのがNPOではないかということを強調された。               

NPOとは、NPOの超訳:NEW PUBLIC ORGANIZATIONで日本の

社会構造を変える存在であるということ。また民間非営利組織セクターの諸概念の整理が必要で

NPOとボランティアの違いをきっちり把握することの必要性を言われた。


 「新しい公共」の概念の整理や「新しい公共」を創りだす市民・行政・企業・NPOのパートナー
シップが必要で「市民参加」から「協働」へ・・・その概念の違いについても説明があった。

「住民参加のはしご」の8段階

住民の力が生かされる
住民参加

8

住民によるコントロール

住民主体の活動に行政を巻き込む

7

委任されたパワー

住民主体の活動

6

パートナーシップ

住民と行政との協働、決定権の共有

印としての住民参加

5

懐柔

行政主導で住民の意思決定のある参加

4

意見聴衆

与えられた役割の内容を認識した上での参加

3

お知らせ

形式的住民参加(限定された参加)

住民参加とは言えない

2

セラピー

お飾り住民参加(利用された参加)

1

操り

操り参加(趣旨や役割の不明確な操られた参加)

参考:住民参加のはしご(シェリー・アーンスタイン1969)、協働のデザイン(世古一穂2001)


 
協働領域の設定では、行政とNPOの課題をお互いにきちんと理解し、お互いの守備範囲を明確に
した上で役割分担が必要なことを学んだ。

市民セクターと行政セクターの諸相の概念図


 さらに「参加構成」デザイン には、3つのデザインがあり、この3つをきっちりおさえていくこと
の重要性も言われた。

       

またNPOの起業モデルとしての「コミュニティ・レストラン」の事例の紹介もあった。

「コミュニティ・レストランTM」(略してコミレス)は、特定非営利活動法人NPO研修情報
センター(人材養成を専門とするインターミディアリー
(中間支援)NPO。所在地、東京都
国分寺市)が推進する、「食」を核にしたコミュニティ支援を目的としたNPOの起業モデルです。


 その後、ワークショップがあり、3つの班に分かれてWISH POEMを全員で作成した。
発表では、宮崎弁を駆使して発表する班もあり、多くの笑いに包まれていた。全員が満足そうな
表情で、最後にふりかえりシートの記入をして終了した。

         
          
         
         
         
 半日があっという間に経ってしまったという感じでした。

講演の中で、「できちゃったNPO,なんとなくNPO」
※理念や目的がはっきりしないでNPOにしてしまって活動がなんらボランティア

団体と変わっていないということかな?という言葉に思わずにやりとしてしまった。
またNPOは、サービスプロバイダーであるという言葉にはずしんと来ました。

 来年1月に初級コースの研修会が開かれるということで、ぜひ多くの方に参加し

て欲しいと感じました。

                                   (事務局:H)


 
   
 
 
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