この本のネタは、県の担当者が、毎週土日に出勤してつくった。
税金で出張できる県職員が、思いっきりフライングして、ひとり中間支援団体になるしかない。
そう思い込んでいた。
「このままでは、宮崎はNPO不毛の地になります!!」
出勤したばかりの係長が、席に着くのを待ちきれずに言った。
新しいNPO条例をPRする予算で、ありきたりのパンフレットをつくるより
宮崎県にいいNPOが10団体できる方が、よほど普及啓発になる。
そんな団体が、手続きに手間取らないようフロッピー付のマニュアル本をつくりましょう。
係長は、あっさり言った。
俺は、県社会福祉協議会で本を作った経験がある。
県ではマニュアル本はつくれないが、県社協と一緒ならできる。
公務員にとって、前例のない仕事はきつい。まして、国もつくらないマニュアル。
そんな時、頭に浮かんだのは、法人格がないために苦労している宮崎のNPOだった。
障害者の親は、子どもを残して死ねない。
子どもたちが生活していける事業
を、NPO法人で運営すれば、
親が死んでも事業が残る。
実際、県外では、大規模な配食サービスを展開していた団体が、
代表者の死亡により、遺産問題が出てきて、崩壊した事例があるらしい。
今、宮崎には、すばらしい活動をしているNPOがいくつもある。
そんな「宮崎NPO事情」を紹介していきたい。
(街が元気だネット事務局)
※実は、名古屋の中華風居酒屋にいた3人のうち2人が、
今は、「街が元気だネット!」事務局にいます。
◎ちょっと新撰組がかってしまいました。 (゜゜) |