◆現在の主な活動は・・・
●年8回の学習会
様々な専門領域で活躍されている方を講師としてお招きし、子どもの個性や育て方などを学んでいます。自分達が悩んでいることを話したりアドバイスをもらったりと、皆で一緒に話し、考えています。これを行うことで、つながりも広がっています。
●年5回の交流会、ポン太キッズ
子ども達を中心に、家族や学生・社会人ボランティアが集まって、季節に合わせた遊びを一緒に楽しんでいます。公園での遊びや草スキー、川遊びやカヌー体験、登山に物作り、みんなでカレーを作って外で食べることもあります。身体をいっぱい使っておもいっきり遊ぶ子ども達や、一緒に遊んでくれる学生ボランティアさん達の笑顔がとってもいいんです。お母さん達もニコニコですよ
●会報発行とメールでの情報提供
ポン太クラブの活動報告やお役立ち情報を掲載した会報は、会員と関係者に郵送します。「ポン太通信」と称するメールで、交流会や学習会、他団体主催の講演会などの情報も伝えるようにしています。メールについては、会員・非会員関係なく欲しい方にはどなたでも情報を提供しています。
自分もそうでしたが、欲しい情報は気軽に得ることができないのです。どこから聞いていいのか、教えてもらえばいいのか何もわからない。情報を得られるだけでも大きいです。
●相談
いろんな方からお話を聞かせていただいています。例えば、同じ立場の親同士でお話することも大切だと思いますし、ポン太に関わってくださっている先生方ともお話はできますよ。どなたでも気兼ねなくご連絡をください。
◆ポン太キッズは・・・ ●様々な子どもが集まる、年齢幅
ポン太に集まる子どもたちの障がいや診断の有無、種類、程度は、本当にばらばらで、いずれかの方向に限定されてはいません。普段、我慢することの多い兄弟・姉妹も一緒に参加できます。子ども達みんなを大切に思うのがポン太です。今は赤ちゃんから高校生までが参加しています。
●一緒に集まり、活動していこう
キッズに関しては、子どもたちを預ける託児とは意味が違うので、参加は会員制をとっています。ボランティアさん達のおかげで出来る活動でもあるし、親の自分達も出来る事をしていきたい。みんなと協力しながら、生涯にわたってお互いに支え合っていきたいと思っています。
●子ども達が思いっきり楽しめる時間をつくる
学校や家、その他、様々なところで我慢している子ども達もたくさんいます。上手に気持ちが伝えられず、伝わらずに苦しんでいる。上手に友達と遊ぶ事が難しかったり、身体や手先を思うように動かすことが簡単ではなかったりということもあります。だから、ポン太の交流会では、気持ちも身体もいっぱい使って、おもいっきり遊んで楽しんで欲しいと思っています。
●学生ボランティアの役割
お兄ちゃん・お姉ちゃんは、子ども達を一緒に遊びながら助けてくれます。上手に優しくさりげなくフォローをしてくれます。ポン太では、子ども1人に対して、必ず学生ボランティアが1人〜2人担当でつきます。子ども達はお兄ちゃん・お姉ちゃん達が大好きで、一緒に遊べるからポン太にも参加するんです。学生ボランティアさんは、それくらい大事で、子供達にとってとても大きな存在になっています。
●社会人ボランティアの役割
子どもと学生が遊ぶのを見守ります。学生が子どもにどう対応していいか分からない時にもサポートに入ります。またアドバイスもします。子ども達の状態や様子も見てもらい、保護者ともお話してもらっています。
社会人ボランティアには、作業療法士、臨床発達心理士、臨床心理士、言語聴覚士、看護師、保育士、教員、保健師などがいます。
●保護者の愚痴場、情報交換
保護者は、必要に応じてお手伝いをします。また、保護者同士で話したり、先生方と話したり。大変さのわかる者同士で、愚痴るだけでも大きな意義があります。我慢しすぎずに自分をだせる場所、仲間は必要です。また、子ども達が通うそれぞれの学校でも違いはあるし、幼稚園・保育園、小学校、中学校、高校、縦の情報はとても大切ですね。
ポン太は小さな社会です
コミュニケーションが苦手な子どの達、遊びをみていても確かにバラバラかもしれません。
でも、活動を続けていくうちに、子ども同士で友達関係ができ、集団活動も広がってきていきます。そのために、集団を意識した遊びを入れたり、きょうだい同士でのグループを作ったりといった工夫をしています。学生さん達が一緒に活動する事で、スムーズにいっている部分が多いのかもしれないですね。ちょっとした声かけ、さりげないサポートが大事と感じます。
◆今後の目標は
手を広げていくことを今は考えていません。クラブを長く続けていくことが最も大切だと考えています。来て楽しんでもらって、学生さんも勉強、先生も勉強、みんなで力を合わせて、それぞれが持つ力をそれぞれの立場で役立ててもらうことだと思います。
親が自分の子どもの診断を受けたあと、どこにどう相談していいのか分からないという問題に直面することがあります。また、具体的な診断名はつかないが、個性的でおそらく少数派だと思われる子どもさんもいます。そういう不安を抱えたご家族と一緒に支え合っていけたらと思っています。
今後、子どもと家族、教育、医療、行政などがさらにつながっていくため、お役に立てる集まりであればと願っています。
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