元祖「NPOハウス」は、地下鉄「六本木」から徒歩2分!
地下鉄「六本木駅」の6番出口を出ると、左手に「俳優座劇場」。
最初の角を左に曲がると、最初の四つ角に中学校の校門。
「みなとNPOハウス」の看板がある。
http://www.npo-support.jp/collabo_gate/cg100.php#04
■NPOハウスの看板がかかった校門の写真 夕方の取材で真暗です!すみません。
ここが、元祖「NPOハウス」。「金八先生」の脚本を書く小山内美江子さん
が、半年がかりで港区を説得し、街のど真ん中の廃校が「NPOの城」になった。
(地下鉄の連絡通路の地図は、「三河台中学校」のままになっている。)
4階建ての校舎に、29のNPO(うち法人26)が入居している。
港区が「行政とNPOとの協働の実験の場」として設置したNPOハウスには、
「全国区」のNPOも多い。
小山内さんが代表を務める「JHP・学校をつくる会」は、
カンボジアに115の学校を建てた。NPOへの寄付が税金から控除される
「認定NPO法人」でもある。
牟田悌三さんが代表理事のチャイルドライン支援センターや
子ども劇場全国センター、NPO事業サポートセンターなど、
かなり有名なNPOがいっぱいの「NPOのデパート」という感じ。
マスコミの取材、全国からの視察のほか、修学旅行で来た生徒もいる。
■玄関にあったフロア案内図の写真
■NPO交流サロン前にある各団体の活動紹介
NPO事業サポートセンターが、「みなとNPOハウス」の運営を受託。
毎月、幹事会、入居者協議会を開き、いろんな「協働」をしかけている。
NPOとNPOの協働、企業との協働、行政との協働。
玄関には、各団体のポスターが掲示されている。
「上戸 彩 出演決定!」が目立つ。さすが金八先生の生みの親。
■玄関にあるポスター掲示の写真
気になるのは、行政から、耐震構造上の欠陥を理由に、
退去の話が出ていること。担当セクションは、港区戦略事業推進室。
「六本木駅から徒歩2分!」にある「元祖NPOハウス」を、
行政も地元も、もっと戦略的に活用することを考えてもいいのにと思った。
宮崎NPOハウスでも、いろんな協働の実験の場と考えて、
行政セクター、民間セクターからのアプローチがあってもいいのに。
「元祖NPOハウス」の先を行く実験ができるかも。
(取材:「街・元気」事務局S)
|