◆主な活動は?
私たちは会員が50〜60名おります。平均年齢は77〜78才。若い方で70代です。年間会費を500円いただいておりまして、それを活動費に当てています。皆さんそれぞれ一緒に年齢を重ねてまいりましたので、実働は20名程度になってしまいました。申し訳ないことに「何もできないけれど」と、年会費だけ納めてくださる方もいらっしゃいます。自分のできることを無理せず、楽しく行う。それがこの会のモットーです。
ボランティア活動を行っている団体としては、県内でも最も古い歴史ある会ですから、そこに属しているだけでも誇りを感じてくださっている会員さんもいらっしゃるのでしょう。設立当初からのメンバーがそのままずっときています。
【バザー】
福祉祭りとふれあいフェスタ、年に2回これらのイベントに参加して、バザーでおでんを作っていました。売上げは寄付しています。一昨年からカレーを販売するようになりました。ふれあいフェスタの時には油味噌をつくって販売しています。この時の売上げは活動費に当てています。毎年好評を得ています。
【福祉施設訪問】
月に1〜2回、社協が空いている日に集まって、施設を訪問する際のお土産を作ります。タオル人形とか、貝殻を布に包んだものとか。それを持って老人介護施設などの福祉施設を慰問します。皆さん心待ちにされて、とても喜んでいただいています。定期的な訪問のほかに、運動会や創立記念日に招待してくださるところもあります。
◆活動を通してうれしかった事は?
私は以前小学校に勤めていたことがあるのですが、一番最初の教え子のお子さんが身障者施設に入所されていて、そこにボランティアに行ったときに、その子を通じて教え子に再会できたことでしょうか。昔話をしたり、人とのつながりを深く感じました。
それとか全盲の方が声で私だと気付いてくださって、行くと「待ってたよ」って言ってくださいます。待っててくれる人がいるというのは、やっぱりうれしいですね。
◆どんなところにやりがいを感じていますか?
やっぱり、行ったら喜んでくださること。言葉にはならない方もいらっしゃいますけど、全身で喜びを表してくださいます。
◆この活動を通じてどんな事を実現したいですか?
善意の会は、私も含めて高齢の方が多い団体です。日向市だけではなく宮崎県内はどこでもそうだと思いますが、移動するのに自家用車が絶対必要なんです。もう自分たちでは自家用車を運転して移動することが難しくなってきました。近所の施設でしたら歩いたり、自転車でも行けるのですが、ちょっと遠方になると難しいです。でも私たちは交通網の整備が進んで自家用車がなくても遠方までいける、交通の心配をしなくて良いようになれば、まだ人の役に立てる働きができます。いくつになっても、たとえ身体に障がいがあっても社会の役に立てる。生きがいをもって暮らしていける社会になると良いですね。
◆5年後どんな活動をしていますか?
もう私もトシですから、今年で終わりにしようと思ってるとこなんですよ。(笑)早く後継者を見つけて代替わりしないといけないとは思うのですけど・・・これだけ長く続いた会ですから、なるべく解散はしたくないし、できればずっと存続してもらいたいですから。なかなか難しいですね。だから5年後も今と変わらず、細く長く会が存続していることを願っています。
◆協働事業への考え、取り組みについて
最近良く聞きますけど、どうなんでしょう。私たちのようなボランティア団体でも良いのでしょうか?
−もちろんです−
そうですか。今でも社会福祉協議会とかちゃんと連携をとって活動してますから、それは続けていきたいですね。情報交換は必要ですね。
◆最後に一言PRを
自分たちができることを無理せず楽しく、細く長く続いている団体です。これからもできるだけ長く続けていきたいと思います。
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