宮崎サザンビューティ美容専門学校

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ことぶき苑のご奉仕でおばあちゃん達から教わったこと。


インタビュー:宮崎サザンビューティ美容専門学校トータルビューティ科1年生の木崎望さん、内山まみさん、渡辺ひかりさん

介護老人保健施設ことぶき苑へ行く

 宮崎サザンビューティ美容専門学校はネイリストやエステシャンになるための学校です。私
の通うトータルビューティ科では、フェイシャルエステやネイルケア、色彩学、接客マナーを学んでいます。
 トータルビューティ科1~2年生30名で「介護老人保健施設ことぶき苑」を訪問し、お年寄りの方にハンドマッサージやネイル、メイクを施しました。
学校で実習をしていたものの、いざお年寄りの方を前にすると、不安でいっぱいになりました。というのも、これまでマッサージやメイクは同世代の生徒や友人、知り合いにしかしたことがなかったのです。年が違うお年寄りの方と何を話したらいいのか、私たちのメイクが喜ばれるだろうか、ハンドマッサージでは力加減をどうするか、シワをどうしよう?など、いろいろな不安が頭をよぎりました。
 でも、いざマッサージやメイクを始めると、自分たちの不安は吹き飛びました。お年寄りの方は、気さくに笑顔で話しかけてくださいました。たとえば、畑で作っている野菜の話や、テレビや書籍でしか知らなかった戦争の話、家族の話をされる方もいらっしゃいました。お年寄りの方の笑顔や会話が私たちに「やってみよう!」という勇気と自信を与えてくれたのです。


お年寄りから学んだコミュニケーションの大切さ

 ことぶき苑のお年寄り達は、私達の施術を大変喜んでくださいました。最初は私達と同じく不安と緊張があったのではと思いますが、話をしながらマッサージやメイクをしていると、皆さん笑顔いっぱいになっていくのが分かりました。たまに、話が弾みすぎてメイク中の手を止めてしまうことも。そして、ここで学んだ大切な3原則があります。
 お年寄りにマッサージやメイクをする時は、
1、お年寄りの方と同じ位置・目線に立って施すこと。
2、安心した気持ちでメイクが受けられるよう、しっかりコミュニケーションを取って相手の緊張をほぐすこと。
3、いつでも自信をもって実施できるように、日頃から学校の実習しっかりとしておくこと。
 今回、自分達が何かの役に立てれば、という思いで行きましたが、結局は、私達がお年寄りの方からコミュニケーションの大切さや、自信を教えてもらった気がします。


他のボランティア活動で

 他には、昨年12月、日南市の知的障害者通所授産施設「社会福祉法人つよし共働センター」の方々を対象に、ハンドマッサージやメイク、ネイルの美容体験を行いました。これまで、知的障害の方と接する機会がなかったのですが、ことぶき苑で学んだ3項目を思い出したらとても気分が楽になりました。
 また、昨年10月の「鉄道の日&フレスタ感謝祭」では、JRの方と協力して、お祭りを盛り上げるお手伝いもしています。「サザン・プチサロン」を開設し、イベントに来られる方にハンドマッサージやネイルを無料で行っています。子どもから大人まで、また男性まで、多くの方にマッサージやネイルを経験していただくいい機会と思い、トータルビューティ科の生徒みんなでがんばりました。1日60人へのハンドマッサージにはさすがに疲れましたが、施術を受けた方の笑顔を見ると、充実感がわいてきました。
私たちのエステを通して、宮崎の皆さんが笑顔で暮らしてもらえるとうれしいです。

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宮崎サザンビューティ美容専門学校の一景

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