シングアウトキッズ

地域への想いが強くなる

シングアウトキッズ

中山間地域から音楽で人の輪を広げる

 日南市より、国道222号線を都城方面へ20分ほど行ったところにある酒谷地区は、都城市との境に位置し、日本の棚田百選に選ばれた坂元棚田のある、美しい田園を有する地区です。
 シングアウトキッズはそんな酒谷地区を中心に活躍している、「歌で人の輪を広げよう!自分たちの故郷をPRしよう!」と活動している小・中学生中心のボーカルグループです。ショークワイアという、ダンスと合唱とをあわせたものを披露し、見る人を笑顔にする活動を行っています。
 指導を行う鈴木康子さんは、酒谷地区へ移住してきた関東出身のIターン者で、自宅で音楽教室を開き指導を行っています。8年前、地元の地域おこしグループ・やっちみろかい酒谷の方に誘われて「せせらぎの里酒谷まつり」に出演しました。それがきっかけで、福祉施設や保育園に呼ばれるようになり、コーラスグループとして活動していこうと正式に結成しました。

福島を歌で応援・金柑農家を歌で応援

  福祉施設等で披露するボランティア活動のほか、オリジナルソングの制作も行なっています。鈴木さんが中心となって制作を行いますが、子ども達も歌詞を考えながら一緒に作ります。
 東日本大震災で被災した福島県浪江町を応援しようという、復興プロジェクトイベントのために「te.to.te(てとて)」を作曲し、他のアーティストと一緒に6曲入りのCDをインディーズで販売しています。また、地元農家を応援する「完熟きんかんの歌」等も制作しました。
 今後の課題は、メンバーを増やすことです。「親子二人三脚で参加して欲しい」と鈴木さんは話してくれました。


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歌うシングアウトキッズのメンバー

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